ここでは、オンライン書店の本の在庫数を調べて比較します。
　在庫とは、該当するオンライン書店の倉庫に本がある場合と、直接取引きのある取次会社（本の問屋）の倉庫に本がある場合までを言います。なお、冊数ではなくて点数、つまり同じ本は何冊あっても1点と数えて種類がたくさんあるほうが在庫が多いとします。
　前回（2002年8月14日調べ）に引き続き、作家「清水義範（しみずよしのり）」の著書を検索して在庫状況を調べ、また、それに加えて、漫画家「羅川真里茂（らがわまりも）」で検索して、コミックの在庫状況も調査します。

「清水義範」の本の在庫数で並べ替えると、上記の表の順になりました。

一番在庫が多かったのが「楽天ブックス」で、ちょうど100点の在庫があることが確認できました。また、「羅川真里茂」の漫画についても２番目の在庫数を誇り、日本最大級の在庫を確保していることがわかりました。送料（1500円以上の購入で無料）についても考え合わせれば、最も早くて安いオンライン書店であるようです。

２番目が「ジュンク堂書店」。実際に店舗を持っていて、東京・池袋にある本店の在庫をインターネットで購入できるだけあって、かなりの在庫量があることがわかります。

「紀伊國屋書店」が３番目で、「羅川真里茂」についてはトップの在庫数となっています。ここもジュンク堂書店と同じく実店舗の在庫（新宿本店および新宿南店）をネット販売しているので、在庫量はたくさんあるようです。

「e-hon」「イーエスブックス」が４番手グループ。前回の調査で１位だったe-honですが、今回はこの位置。在庫数も少し減っているところをみると、在庫の補充にやや問題があるのでしょうか。

前回と順位が入れ替わったのが「Amazon.co.jp」と「bk1」。半年の間に新刊が出ているのでヒット数は共に増えているのですが、その分在庫が増えたAmazonに比べ、bk1の在庫数の減少が、順位が入れ替わった原因と思われます。ただ、1500円以上の購入で送料無料のこの２店舗は、同じ送料体系の「楽天ブックス」に在庫数の面で水をあけられている感があります。

出版社まで直接取りにいくことを売りにしているヤマト運輸の「ブックサービス」。在庫のほうは売れ筋のみを用意しているので低調。「本屋さん」は、在庫書籍がほとんどありませんでした。

作成日：2003年2月7日