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【特集】 ブックサービスってどんな本屋さん?


 ここでは、ブックサービスから配信された「新刊情報」メールに掲載された「ブックサービスってどんな本屋さん?」という記事を転載しています。
 ブックサービスでは、どのように注文を受け付けて、本の集荷の模様や梱包の様子など、オンライン書店の裏側がよくわかります。
 こころよく転載の許可をしていただいたブックサービス様にお礼を申し上げます。



ブックサービスってどんな本屋さん?
ご存知の通り、ブックサービスはオンライン書店です。
実際にお店がある訳ではないので、お客様とブックサービスをつなぐのは、『本』のみ。
でも『本』のご注文から発送までの間に、思いがけないほどたくさんの人が、お客様とつながっていました。
ブックサービスってこんな本屋さんです。


電話受付はプロの技

ブックサービスは、インターネットからだけではなく、E-mailや電話、FAXからも、ご注文を受け付けています。

まず今回ご紹介するのは、電話受付の現場。
フロア一面から、電話対応の声が聞こえてきます。
ヘッドセットをばっちり装着。
(はじめてのア○ム、まさにあのコマーシャルの風景!)
パソコンの画面を操作しながらテキパキ対応していますよ。

お邪魔にならないように、そおっと側に行ってみると。

お客様にお名前を尋ねています。
おっ、以前ご利用くださったお客様だと確認できたようす。
すると・・・・
「本の名前や出版社などおわかりになりますか?」
と言ったかと思うと、目にもとまらぬ早さで、本の書名を紙に書きとめ始めましたよ。
口で復唱しつつも、手はどんどん動いています。
これぞ日頃鍛えたプロの技。
お電話での大量注文にも動じることはありません!


たとえ1冊だけでも、全国の出版社へ

こうして受けたご注文は、パソコンにデータとして入力し各出版社へ発注されます。

さてここがポイント。
ブックサービスは、全国どこにある出版社へも、集荷に行っているのです。
たとえ一冊だけのご注文でも、です。

町の本屋さんで、本の注文をした経験がある方は、届くまでに何週間もかかったことがあるのではないでしょうか?

ブックサービスは届くのを待つのではなく、出版社まで取りに行く、だから最短の時間で、お客様に本をお届けすることができるんですね。

さて、こうして集められた本は、いよいよお客様へお届けするための準備に入ります。


集められた本はチェックしてから、いったん収納

朝7時30分、全国各地の出版社から集められた本を載せた
トラックが到着します。
届いた本は本棚や大きな機械もある一室へ運ばれて・・・。

さて、まずどんな作業に取りかかるかというと。

「納品書と実際に届いた本を照らし合わせて
 ちゃんと届いたかどうか確認するんですよ。」

そうなんです。日本全国の出版社から届くんだから、
納品のチェックは大事な仕事なんですね。

さてチェックが終った本は、納品データベースへ登録。
一冊ずつ、本の裏表紙についているバーコードを読みこんでいきます。
隣からはレシートみたいな紙が出てきていますよ。

「この紙には、この本を注文した人の番号や、
注文した冊数、支払方法なんかの情報が書かれています。
これを本に挟んでおいて、一旦本棚に収納するんです」

なぜ一旦収納するんだろう・・・と思われましたか?
そう、すぐに発送するんじゃないんですよ。
例えば、一度に何冊もご注文いただいたものを
全部入荷してからまとめて発送する場合もあれば
入荷したものからどんどん発送する場合もある。
お客様のご要望にできるだけお答えするために、
棚一段一段こまかく区分して収納していくのです。

「こうして細かく区分して収納しておくけば、
あとでピッキングするとき楽なんです。」


テキパキとピッキング

本のタイトルが並んでいる伝票が差し出されました。

「これは“ピッキングリスト”ですよ。
お客様ごとに、ご注文の納品状況がわかるようになっています。
このリストを見ながら、その日に発送する本を本棚から見つけて
取り出してしていくわけです。」

それにしても皆さん慣れたもの。
ピッキングリストを片手に、上を見上げたり、
しゃがんだりしつつも、さくさくと本を見つけ出しています。

ん?気が付けば、朝とくらべてずいぶん人が増えていますよ。
だいたい午前10時ごろに作業がピークになって、
この時間には100人くらいが作業しています。
でも、みなさんテキパキと動いているので、
“人でごったがえしている”感はありません。

さて次はとうとうお会計。
ピッとバーコードを通すと、お会計と宅急便の伝票が出てきます。

そのお隣は、ブックサービスからのお知らせペーパーを挟んでいく部隊。
機械ではなく、手作業でひとつひとつ、挟んでいるんです。
捨てちゃわないで、ぜひ、読んでくださいねー。


大きな機械でどんどん梱包

そして、次に登場するのが大きな機械。
ベルトコンベアに乗せた本たちが、どんどん
機械の中に吸い込まれていきますよ。

「これは、シーリングって言うんですよ。」

機械から出てきた本は、ビニールでぴったりと密封されていました。

「こうしておくと、配達中に本が傷むことがないですからね。」

最後は包装。これまた2台の機械でどんどん包装されていきます。
1台の包装用紙には空気のクッション“ぷちぷち”が付いていますよ。

「そう、このふわふわのクッションで本を守るんです。
雑誌みたいな、平らな本は、シーリングして普通の包装紙、
厚みのあるハードカバーは、シーリングなしでクッションのついた包装紙、
と分けているんですよ。」

包装された本たちは、宅急便伝票を貼られて
ケースの中にどんどん納められていきます。
後は、出荷されるのを待つばかり。


出荷は1日4回

「これで終りじゃなくて、出荷は1日に4回あるんです。
入荷も朝だけじゃないしね。」

そう、今回ご紹介してきた出荷作業が
一日中行われているんです。

本棚の品揃えが毎日違う本屋さん。
日本全国の出版社から本が集まってくる本屋さん。
たくさんの“店員さん”がテキパキ動き回ってる本屋さん。

ブックサービスは、そんな、ちょっと変わった本屋さんです。

(おわり)



※この文章は、ブックサービス(株)が発行する「新刊情報」メール(2003年7月1日号および7月14日号)に掲載された『ブックサービスってどんな本屋さん?』という記事を、ブックサービス様の許可を得て転載したものです。

作成日:2003年7月23日


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